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すもも太陽の剪定と穂木確保

 今日はすもも(太陽)の剪定をやった。

 太陽を植えている場所は、日当たりが悪いためか樹勢が弱い。また、枝が日差しを求めて垂直方向に伸びている。剪定作業も短時間で済んだ。

 太陽の場合、当園にある他のすもも(月光、ケルシー、貴陽)とは違い、特別な存在意義がある。それは他のすももへの花粉の供給だ。風や媒介昆虫による拡散では、他の木との距離がありすぎるため、これまでにも紹介した事があるが、他の品種への接ぎ木でその距離を縮めるようにしたいと考えている。

 そこで剪定と同時に、接ぎ木をするための穂木の確保をしなくてはならない。穂木は5月から6月頃に使用するため、保湿して冷蔵保存して接ぎ木をする時に備える。写真は保存する穂木だが、乾燥しないように水で湿らせたハンカチと共に袋に入れて冷蔵庫に保存する。この冬の時期に保存して、春になってから使用する。それにはそれなりな理由がある事を以前(がっかりな出来事)に書いた。