• 問屋ファームでは、信州安曇野で育った果物(梨やスモモ)の販売をしています。

問屋ファーム

プロフィール

 自然豊かな信州(長野県)安曇野市で梨やスモモなどの果樹栽培をしています。私はこの安曇野に生まれ育ち、サラリーマン生活をしていました。一方、農園のオーナーだった(今は亡き)義父は、高齢となり農園の将来を心配するようになりました。義父が長年守ってきた農園ですが、私はずっと「手伝う」というスタンスで関わってきたので「何もわからない」というよりも、むしろ、農業については知ろうとしませんでした。

 農園の将来について何も決まらないまま過ごすうちに、私自身が還暦を迎える事となりました。すでに段階的に縮小していた農園ですが、私自身の好機と捉え、それまでの仕事を退職して果樹栽培の勉強を始めました。現在は、義父の遺志を継いで、義母や家族らと共に農園の維持に努めています。

 「問屋ファーム」と名付けた理由は、妻の実家の屋号が「問屋」であることに由来しています。昔は自家農園の収穫物だけでなく、近隣の農家の収穫物も集めて車に乗せ、松本市の卸売市場に出荷していたと聞いていました。それならば「この屋号を冠した個人事業を開設しよう」との思いから「問屋ファーム」と命名して農園を維持していこうと決めました。

 まったく農業経験のない私がスモモの苗を植えて3年、4年と経過しました。苗を植えさえすればよいというものではなく、予測もしない事態が次々と襲ってきます。問題点を修正しようと思っても、結果が出るまでには時間がかかります。予定通りに事が運ばない時には自身の忍耐力が試されている気さえします。農業をする先輩が「農業には研究心が必要であり、最終的には従事する人の人間性が結果になる!」と言っていた事が思い出されます。

 次々と困難が立ちはだかりますが、今のところはまったくへこたれていません。農業をしていると天候はもちろん、周辺の風景や動物、植物に目が行くばかりか、樹々の間から聞こえる音や風を感じる時、とても清々しい気持ちになります。そんな「時間」と「めぐみ」を与えてくれるおおらかさが、ここ信州安曇野にはあります。私なりな手法でご紹介できればと思っています。

おことわり

 2021年7月から8月は、全国的に豪雨災害が頻発し、農作業も思い通りにできない異常な期間でした。このサイトは、この期間に無駄に時間を過ごしてはなるまいと思って開設したものです。

 掲載内容や写真の季節感が整っていない理由です。2022年にはネット販売を本格化させたいと考えています。「来年の準備は今年でなくてはできない」ので、販売商品のイメージの撮影等、準備を進めながら時系列も整えていくつもりです。ご容赦下さい (2021年8月)。