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遭遇した野鳥は60種を超えていた

 今年の1月13日に遭遇した野鳥は50種を超えていたと書いた。

 その後、過去の写真を開きながら確認していくと何種類かカウントしていなかった野鳥の写真があり、新たに分類してカウントすると60種を超えていた。やはり写真はあっても、手前の枝被りや部分撮影しかできず全体を捕らえていないために鑑別に必要な特徴をとらえきれていない野鳥、ピントが甘くてよくわからない野鳥もある。

 目視で確認できても、カメラを携帯していなかったために撮影できなかった野鳥も何種類かいて、普段はスクープ狙いでバカチョンカメラをなるべく携帯するようにしているが、農作業の時ならばまだしも勤務中はそうもいかない。野鳥の撮影を始めたころは30種ほどになっただけでちょっぴり満足していたが、50を超えると目標は100となってくる。

 コロナ禍以来、あまり遠出はしていない私だ。旅行らしきこともあまりしていない。活動範囲を広げないと100は難しいような気がする。安曇野市と勤務地である松本市付近では達成は難しいかもしれない。それでも、いつ、どのようなタイミングで遭遇するかはわからないのでワクワクする。

 しばらく遭遇しなかった野鳥に会うのも楽しみではある。過去に撮影した写真よりもしっかりと特徴を捉えることができれば、それはそれで嬉しいし、何よりもそうした野鳥の生息を確認できるだけで言い知れぬ安堵感を得ることができる。

 例えば写真のシロハラのように遭遇頻度は高いにもかかわらず、控えめな性格で地面の暗い場所をコソコソしている事が多い。これまで、光を浴びてはっきりとした姿を捕らえることができずにいた。(こちらがコソコソと)後をつけていると偶然屋根に飛び乗ったことで屋根にあった雪の反射で照らされて、はっきりとした写真が撮影できたケースもある。

 子供の頃に、蝶の採集と標本づくりに夢中になっていたが、自分の記憶の中にしかいなくなってしまった蝶がかなりある。当時は沢山いたにも関わらず全く見られなくなった蝶や、いつしか絶滅危惧種とされた蝶もいる。温暖化が影響してか以前ならば修学旅行で温暖な地域に行った時に偶然遭遇して、記憶の中にしかなかった蝶が、今となっては信州でもかなりポピュラーな種類になってしまったものもある。もちろん子供の頃はデジカメなどなく、気軽に持ち歩いて撮影することはかなわなかった。

 きっと野鳥も気候や環境の変化と共に、遭遇できる種類や頻度が変化していくだろう。