• あり得ない取り組みをしなければ、あり得ない結果は得られない。信州安曇野で果樹栽培をしています。

すもも「月光」の出荷開始

 すもも「月光」の出荷を始めた。

 この品種の事を知って毎年楽しみにして下さるお客様が最優先で、今回の収穫分は終わり。

 そもそも、この品種を取り扱うことは考えていませんでした。

 月光は当園で栽培しているケルシーや貴陽、太陽などと比較して不良率が高く、商用としては不向きなのです。

 上記品種のための受粉を目的として、昨年植えたサンタローザは、私にとって全く未知です。

 ほとんどが完熟直前の収穫適期を待たずに落果したり、割れ、傷、変形となります。そのため、発送できるまでに育つことが困難なのです。

 一番喜んでいるのは、カブトムシやクワガタ、コガネムシ、野鳥たちかもしれませんね。

 私が栽培しようとしたのは、今は亡き義父が、梨畑とは別の場所に植えていた事がきっかけで、義父は私たち家族や親類、菩提寺の住職や親しくしていたごく一部の方たちに配布していました。
私は無断で、かなりな数を盗み食いしていましたが、とても美味しかったという思い出があったからです。

 私が食べたいから苗を植えて育ててみた。知人に差し上げるような、訳あり品としてならばまだしも、商用としてはあまり向かない事を後で知った(笑)

 そうした事もあって、梱包には気を遣います。

 今日も、宅配業者の方に梱包状況も含め、実物を見せて状況を話してからお渡ししました。