• 問屋ファームでは、信州安曇野で育った果物(梨やスモモ)の販売をしています。

シジュウカラの巣箱を撤収

 庭の槐(エンジュ)の木に設置していた鳥の巣箱を撤収する時が来た。

 昨年は同じ場所でヤマガラが7羽のヒナを育てた場所で、今年はシジュウカラが10羽のヒナが無事巣立ちを迎え、巣箱の中は空になっている。カメラの映像をチェックすると、徐々に虫たちが侵入してきているようだ。

 昨年も巣箱を解体して、ヤマガラがどのような巣材を使って巣作りしたのかを調べた。さて、シジュウカラはどうか。

 結果、シジュウカラとヤマガラでは、巣材に大きな違いはなかったのだが、その主体であるコケの様子が少し異なっていた。コケの種類までは詳しくわからないが、シジュウカラが集めたコケは少し長いものが目立つ(数センチはある)。巣箱をかけていた槐の木には多くのコケが生えているが、非常に短くて1センチ程度だ。

 営巣の時期に違いがあり、ヤマガラは昨年の3月下旬から4月上旬に巣作りした。4月1日には雪が降った。シジュウカラが集めたようなコケを調達することがむずかしかったのかもしれない。コケをクッションのようにして、その内部に白いフワフワとした動物の毛らしきものを敷き詰めて、巣皿を作っていた。この白い毛も興味深く、どこから調達したのだろうか。