• あり得ない取り組みをしなければ、あり得ない結果は得られない。信州安曇野で果樹栽培をしています。

第12回定期防除の実施

 2021年実施の農薬散布の状況(一覧)は、すでに示している通り。

 今回の定期防除の実施については8月25日にJAから通知が発出されていた。しかし、台風がゆっくりとしたスピードで異例のコースを進み、連日雨模様の天気が続いている。天気予報をチェックしては農薬散布のタイミングについて頭を悩ませていた。昨日の夕刻に少し雨が降ったものの、深夜の時点で予報をチェックすると、今日の午前中いっぱいは天気が持ちそうだったため散布を決めた。

 いつもの事だが、早朝5時過ぎには散布を開始するので、定期防除実施はギリギリでの判断となった。結果としては良かった。農薬散布後からこれまで雨が降る事はなかった。

 JAの通知によると、地域での黒星病の発生が多いとのこと。当農園ではあまり心配はないが、何か異常がない限り今シーズンの定期防除は今回が最終となる。

対象病害虫

  • 黒斑病、赤星病、黒星病、胴枯病菌
  • ハマキムシ類、ハダニ類

散布薬剤

  • ネオエステリン(10,000倍):展着剤
  • ナリアWDG(2,000倍):ピラクロソトロビンとボスカリドの水和殺菌剤
  • モスピラン顆粒水溶剤(4,000倍):アセタミプリド水溶殺虫剤
  • 10アール当たり500リットル以上推奨のところ、当園40アールに1,500リットル散布