過去にもイモムシについて話題にした。今回は野菜を作っている西の畑で出会ったイモムシがなんともコミカルな動きをしていたので紹介する。
その前に、サツマイモの苗はだいぶ成長して、バラつきはあるもののだいぶ葉が増えてきた。間に生えている雑草をとっていると、サツマイモの葉が虫に食われている。穴が開いているだけでなく、葉の上に大きな糞があった。これはかなり大きな虫だろうと思って良く見ると、サツマイモの茎の下側に隠れているようでも、太くて隠れきれていない。これは以前にも紹介したスズメガの幼虫だ。おそらくビロードスズメガの幼虫のようだが、つまんで引き離すと「ぷにゅっ」とした弾力を感じた。茎から引き離すと少し丸まって抵抗する。後部には鋭い爪のような突起物がある。残念だが、君はやっかいものだ。近くの水路に「ぽーい」。さようならだ。
それとは別に枝豆の付近にも変わった姿のイモムシを発見。やけに派手な姿をしていたが、動きがとても愛らしい。お尻の突起物を上下に、まるで釣竿をあおるようなしぐさを繰り返しながら移動している。
調べると、これもまたスズメガの仲間で「セスジスズメガ」のようだ。全体が黒いフォルムだ。体側に配置されている目玉模様はなかなかインパクトがあり鮮やかだ。こうした模様は鳥が嫌うのだろうか。アゲハの幼虫などでは、鳥の糞そっくりの体のものもある。