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灌水設備が必要だ

 今年の関東甲信越の梅雨明けは6月27日で、例年よりも22日早かった。その後暑い日が続いて畑もかなり乾いた状態になった。そこで灌水設備がないと畑の今後に不安を感じる。ホームセンターで必要なものを買ってきた。

 今年から始めた西の畑(と我が家では呼ぶ)は17アールほどだ。たいした面積ではないと思われるかもしれないが、必要な水をバケツなどに汲んで運ぶのは難しい。どうしてもホースを伸ばして必要な所に散水したい。30メートルのホースを購入したが、伸ばしてみると隅までは届かない。水を散布するにはホース先端から拡散させる必要がありそうだ。

 ホース先端に接続する散水ノズルでは十分とは言えないが間に合わせにはなりそうだ。ノズルを手で持って散水する方向に構えるだけでなく、固定して上方に向けて広範囲に散布するためにはどうしようかと考え、雨どいの排水管を固定する金具を棒に付けて、台座として羽子板沓石を利用した。

 水の供給源となるアングルパイプは50㎜なので、解放するとかなりな水圧になる。ホース内の圧が高まると屈折部分を許さない。ピンと伸びて台座も容易に押し倒すのでバルブを調整しながら適切な散水状況を作り出さなくてなならない。

 そう思いつつテスト散布していたところ、ゴロゴロと雷の音が聞こえてきた。なんとも皮肉なものだが、目途が立ったところで引き上げることにした。水不足の時への備えはできた。