今は亡き義父が、某農業法人に貸していた畑の契約満了を機に契約解除とし、この春から、再び私たち家族で耕作する事とした。将来は果樹栽培を視野にいれているが、まずは自家用の野菜などを栽培しようと考えての事だ。
そこで問題なのは、果樹栽培ではトラクターは必要なかったため、持っていない事だった。まさか、平鍬や備中鍬と呼ばれる農具を用いて、手で耕すなどできそうもない。そこで目を付けたのが、長年物置に放置されていたマメトラだった。エンジンをかけたのはいつだったのか、義母も遠い記憶となっていたらしい。やはりピクリともしない。
昨年、キャブレターを分解してクリーニングしたり、アクセルワイヤーが切れて外れていたため、自転車用のブレーキワイヤーを購入して、必要な長さに切断して代替したりしてみた。とりあえず、エンジンはかかるようになった。しかし、アクセル全開でようやく動くという状況で、少し負荷がかかるとエンジン停止となり、畑を耕してくれるとは思えない状況だった。
ネット検索して部品調達を試みたが、古い機種のためか情報がほとんどなくて、適切なものが検出できず蘇生計画は頓挫していた。
ある時、農業用機械の点検・修理をしている(株)チクマスキさんが展示会を開催していた。通りがかりに様子を見ると、農業用機械を分解修理していた。もう、プロにお任せするしかないと判断し、私がやった事を説明できるように写真やビデオにまとめて相談に伺った。
駐車場についた私が、修理を待つ農業機械を見渡していると、私に気づいた社長が声をかけて下さった。私の窮状を伝えると「何とかしよう」と、引き受けて下さった。
おかげで、自家用野菜の栽培には着手できそうだ。ありがたい。
灌水設備が必要だ – 信州安曇野問屋ファーム2022年7月17日 17:18 /
[…] 今年から始めた西の畑(と我が家では呼ぶ)は17アールほどだが、必要な水を汲んで運ぶのは難しいので、どうしてもホースを伸ばして必要な所に水をまきたい。30メートルのホースを購入したが隅までは届かないので、散布するにはホース先端から拡散させる必要がある。十分とは言えないが間に合わせにはなりそうだ。そう思いつつテスト散布していたところ、ゴロゴロと雷の音が聞こえてきた。なんとも皮肉なものだが、目途が立ったところで引き上げることにした。 […]