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ヤマガラが営巣を開始して抱卵

 昨年制作した鳥の巣箱の巣穴をリメイクしたのち、Webカメラを設置したところ、ヤマガラがその巣箱の内覧会に訪れた事をお伝えした

 巣箱に営巣を決め込んだらしく、巣材をせっせと運び込んで形を整えていた。ついに3月31日から卵を産み始めて毎日1個ずつ追加。最終的には7個となってから抱卵を開始した。

 巣穴の直径をリメイクして狭めたもので、Webuカメラの設置を想定して作成した巣箱ではなかった事が今となってはやや残念。巣箱底面までの距離が短くて全体像をとらえきれない。ビデオ映像では時々画面がちらつくのだが、巣穴をヤマガラが通過する時に光をさえぎる事が原因。巣穴も同時にとらえている映像ならば理解もできる。

 「抱卵を開始」としたが、その理由は卵を産んでもすぐには抱卵せず、日中はお出かけしていてほとんど戻ってこない状態が続いていたからだ。巣の内部に巣材を運んでいる期間も、夜は巣箱に戻る事がなかったヤマガラだが、卵がある事と4月1日の朝には降雪があった事もあってか夜間は巣箱に戻るようになった。

 最後?の7個を生み終えてからは昼間も抱卵を続けるようになった。こうなると他の例から推測するに、15日から18日ほどするとヒナが誕生することになりそうだ。

 昨年はコムクドリが営巣して、ヒナの巣立ちを確認した。しかし、厳しい自然界では人間とは違い、外敵も多く、事故もある事などから、鳥の種類にもより、一概にはいえないが一部の研究データでは営巣から巣立ちまの安全性は意外に低く、実に7割近くが失敗に終わる場合があるとのこと。

 春の訪れとともに、ちょっぴりうれしく明るい気持ちにさせてくれる出来事だ。今後も観察を続けるが、無事に巣立ちを迎える事を祈るばかり。