• 問屋ファームでは、信州安曇野で育った果物(梨やスモモ)の販売をしています。

すももに強い剪定を施す

 先日、貴陽の剪定を済ませたので、月光とケルシーに取り掛かった。

 現状、当園の主力は梨であり、すももは私が60歳定年で前職を辞めることを決断した「記念?」に月光を植えた事が始まり。その後は月光のほか、ケルシー・太陽・貴陽と品種を拡大してきた。しかしまだ、最初に植えた木が5年目を迎えようとしているところで、私としてはまだまだ研究段階。

 収量増大や作業効率の向上というレベルに至るには時間がかかりそうで、剪定についても書籍やネットの情報を調べて、それらが解説するところの本質が分かるまでには、極端と思われる事もやって自分の体感としてわかるようになりたい。

 だからというのではないが、自分が知らないがゆえに放置して、形を整える事もなく交錯したまま太くなってしまった主枝にも容赦なくノコギリをあてる事になる。自分が第三者としてその光景を見た時に「そこまで成長した太い枝を切るのか?」と思うであろう場面もあるが、木の生命力に期待したい。

 通常、桃やすももは、梨のように棚に枝を展開することはないが、私の場合は棚を展開している梨畑の中にすももを植えたという経緯から、棚の上に枝を展開するような仕立て方をする事を想定している。

 剪定の際に、枝を切り詰める長さによって、その後の枝の成長に影響がある事についても技術的な解説があり、「そういうものなのか」などと思っていた。強く切り詰めると、その下に少数の長くて太い枝が伸びる。弱く切り詰めると、その下にやや短い枝が伸びる。といったもの。今後は何らかの形でデータとして残したいと考えている。