このところ毎日のようにシメが槐の木に訪れている。
シメには申し訳ないが、その真剣そうな眼差しが笑える。見た目はやや強面のシメだが、群れる事がなく高い木の上で何かを見ている。文字にはしづらいが、何度も聞いているうちに姿が見えなくても鳴き声で「今朝も来ているな」とわかるようになった。
昨年、近くのアグリパークの木の上にいたところを、下から見上げたために逆光で、このシメと気づかずに撮影した写真のシルエットが気になって保存していた。体のサイズや太いくちばしがイカルに似ていたが、かすかに浮かんでいた体の模様が全くイカルとは別の鳥だと思っていた。
今年になって頻繁に遭遇し、その写真がシメを捕らえていたのだと今になって確信を持った。
同じように、確信が持てず保存している写真のいくつかも後になって明らかになるかもしれない。