• あり得ない取り組みをしなければ、あり得ない結果は得られない。信州安曇野で果樹栽培をしています。

シロハラのレフ版となった雪

 シロハラはとても控えめで、あまり目立った場所には出てこない。

 最近、玄関の戸を開けるとすぐ前の庭の地面にいる事がよくある。今日は雪が降った後なので地面が露出していないから、きっとどこか別の場所に行ってしまったのだろうと思っていた。

 予想通り、今朝は玄関の前にその姿はなかった。

 だが、別の勝手口のドアを開けて外に出ようとしたところ、勝手口の屋根のおかげで雪のない地面で何かを探していたようだ。驚いたシロハラが物置の裏に逃げる姿を見逃さなかった。

 カメラを持ってそうっと後をついていくと、こちらに気づいてひょいと低い物置の屋根に飛び乗った。

 いつもならば、日陰の目立たない地面をこそこそとしているシロハラだ。ヒヨドリたちがつついてボロボロになり、木から落ちているリンゴをあさっていたりする。

 そのシロハラが、この時ばかりはスポットライトをあびたモデルのようにカメラにおさまってくれた。屋根に積もった雪が、レフ版の役割を果たしてくれた。これはグッドタイミング。