• 問屋ファームでは、信州安曇野で育った果物(梨やスモモ)の販売をしています。

2023年第2回定期防除の実施

 昨日はスモモの人工交配の2度目を行った。それというのも今回の定期防除の直後に作業はできないためで、人口交配に適した天候ではなかったが先延ばしもできなかった。気温もあまり上がらない中、風も強く花粉が飛散して効率が悪かった。風に乗った花粉が、他の花のめしべについてくれと祈るような思いだった。

 今回の定期防除では、特に訪花昆虫に影響があることから、気温があがる午前8時でには終了するようにとの指示が出ている。例年の事ではあるが、今年は特に友人で養蜂家でもあるM氏の協力を得て、ミツバチにも交配を手伝ってもうことになっているため、私自身が昆虫保護意識が高くなっているようです。

2022年のすべての定期防除のデータはこちら

対象病害虫はナシミハバチ・ナシキジラミ、黒星病とされていて、散布薬剤は以下のとおり。

  • スミチオン水和剤40(100倍):コリンエステラーゼ活性阻害
  • ネオエステリン(10000倍):展着剤
  • ICボルドー48Q(30倍):銅水和剤(殺菌剤)
  • スミチオン水和剤40(1000倍):殺虫剤

散布量:10アール当たり400リットル以上とされるところ、当園40アールに1500リットルを散布した。