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鳥の巣箱(Ver4)を設置2023年

 昨年は巣箱(Ver2)にヤマガラ、巣箱(Ver3)にコムクドリが営巣した。リニューアルして今年は、内蔵するカメラを新しくした。

 昨年、ヤマガラが営巣した巣箱(Ver2)のカメラは解像度が悪く、反省を踏まえて、その後製作した巣箱(Ver3)はコムクドリ用に有線接続のやや解像度が良いものにした。解像度の問題以外にも、Ver2は無線Wi-Fi接続していたため雨天には通信がほとんど途絶えてしまうなどの問題が発生していた。そこで今回は有線接続のカメラを購入しようとしていたが、Ver3で内蔵した同一機種はすでに製造中止になっていた。映像のクラウド保存やスマホとの連携があるため、他社の製品を採用できず、やむなく同シリーズの無線接続のカメラを新調して巣箱に入れた。

 その新調したカメラの本体の色は白しかなくて、サイズもかなり大きくなってしまう事から、思い描いていた巣箱にはならず、巣箱内部に納めるためには、巣箱のサイズを大きくする必要があった。そのため、そのままでは巣箱の底面積が増大してしまう。巣箱の内部があまり大きいと、小鳥が巣を作るのに巣材集めを含め負担が大きくなる。負担を減らすため、内部に段差を設けて巣箱の底部の面積を減らすようにした。カメラ本体も目立たぬように色を塗れば良かったかもしれないが、白い本体をそのままにして内蔵した。2月の事だ。

 昨年、ヤマガラは2月の後半には中を覗きに来ていた。3月には営巣を開始して4月初めには産卵を開始していた。今年は春が早かったにも関わらず、ずっと鳥には無視されていたので、さすがに警戒されたかなと思っていた。3月も下旬になるとヤマガラが巣穴まで来て中を覗いていたが、中に入る事はなかった。巣穴の方をカメラが向いて待ち構えていたので、さすがに露骨すぎると反省して、カメラをリモコン操作で巣箱底面に向けて待ち構えることにした。もし営巣を開始したのであれば、そうなってからカメラアングルを操作すればいい。

 今日になって突然、シジュウカラが飛び込んできて私のスマホにカメラから動体検知の通報があた。

 まだ、中に入ってきただけではわからない。とりあえず警戒しながら中の様子をうかがっては外に出る事を数回繰り返した。さて、どうなるだろう。巣材を運んでくるだろうか。