• 問屋ファームでは、信州安曇野で育った果物(梨やスモモ)の販売をしています。

ビンズイに出会った

 梨畑の作業をしてから、鍬を持って徒歩で少し離れた室山西側の野菜畑に向かった。いつもの散歩コースでもあるが、途中、リンゴ畑の方からセキレイに似た鳴き声だがちょっと違うと思い視線を向けるとキセキレイではないがアオジでもない、カワラヒワでもない鳥がいた。

 久しぶりにワクワクしてきた。ここ最近(私としては)珍しい鳥に出会っていない。いや、観察しづらいといった方がいいのかもしれない。木の葉が生い茂っている季節は、木々の間を飛び交う鳥の観察は難しいし、写真を撮影して確認しようと思っても、多くの場合、鳥が頭上にいると暗い木々の間にいる鳥が、明るい空を背景としているため逆光になったり、被写体付近の葉や枝がフォーカスを妨げたりする。

 この時は、私が木陰の暗い道のほうから、日光のあたるリンゴ畑の方を見る形になっていた。しかし、鳴き声は届いたものの、あまりに距離がありすぎて良くわからない。その黄色に黒いトラ模様の胸はいったい何だろうと目を凝らした。

 いつも携帯している私の低性能デジカメでとりあえずとらえるはできたが、ピントがしっかりあっていなかったことが悔やまれる。画像検索してみたところ「ビンズイ」である事が判明した。これでまた、出会った野鳥の記録が増えた。室山付近にはいったい何種類の鳥が飛来しているのだろうか。

ビンズイ