• 問屋ファームでは、信州安曇野で育った果物(梨やスモモ)の販売をしています。

和の雰囲気の「一輪挿し」製作

 今は梨の収穫の真っ最中なのだが、すこし前から気になっていた事があった。

 槐(えんじゅ)の木を加工して、「コースター」や「書けない鉛筆」を製作して身近な人に差し上げたところ、キーホルダーにするなどの案と共に、美しい木目を活かして中にボトルのようなものを立てて「一輪挿しにしても面白い」と(勝手に命名)Uさん。

 なるほどと思い、完成イメージを絵にして提案者のUさんに見てもらった。そこで、差し込むボトルを求めて100均ショップを見て回った。穴あけは小鳥の巣箱を製作するために使用した直径26㎜のドリルを利用するつもりだった。その穴に入るボトルが必要だった。しかし、なかなか良いものが見つからない。調味料、例えば塩や油を入れる小さなボトルや、携帯用の消毒用アルコールを入れるボトルなど、あれこれ探して直径を図るとわずかに大きい。

 そんな事を考えつつ、いつもの通り朝の散歩をしている途中に、解決策がひらめいた。山の中の道の脇にある竹を見て「そうか、これがボトルの代わりになる!」

 梨の収穫作業の合間や夜間に製作して完成。和の雰囲気漂う一輪挿しになった。はたして、提案者のUさんはどう見るだろうか。