いよいよ春。樹々の芽が膨らみ始めて、まもなく訪れる発芽を予感させる。
昨年の農薬散布のすべての状況はすでに示している通り。JAが示した第1回の定期防除の内容は昨年と同様で、特にカイガラムシ類とハダニ類の越冬卵、ニセナシサビダニの駆除を目的とした農薬散布となる。
散布期日は発芽直前の3月28日から実施するようにとの指導だ。指示内容はスプレーオイルと石灰硫黄合剤とされているが、前年同様石灰硫黄合剤は散布しない事とした。理由としては日農スプレーオイル(農林水産省登録:第10601号)の説明書には、「石灰硫黄合剤、ボルドー液などのアルカリ性薬剤やジチアノン剤などの水和剤及び銅剤との混用はさける」と明記されているため。
散布量は10アールあたり300リットル以上とされている。当園の40アールで換算すると1200リットルとなるところ、SS(スピードスプレイヤー)の不調もあり750リットルの散布で終了した。
同時に、これからの凍霜害に備えて防霜ファンの点検も実施した。
今後も定期防除の都度、内容を公開する予定。