• あり得ない取り組みをしなければ、あり得ない結果は得られない。信州安曇野で果樹栽培をしています。

キウイの剪定を実施

 昨日からキウイの剪定を行ったが、キウイはもっぱら妻が面倒を見ているので私はどちらかというとそのサポートに徹した。

 これまであまり積極的な剪定はしてこなかったためか、枝が伸び放題で葉も密集するため夏には日陰を作り涼しいが、油断すると梨の木にまで絡みつく可能性がある。木は雌雄あるのだが、本来は雌木に花粉を供給すべき雄木の花だが、困った事にやや遅れて咲いている。

 後で知った事だが、開花期には相性があり、キウイの品種で緑色系、黄色系、赤色系のそれぞれにおいて、開花期が近い雄木を近くに植える必要があったようだ。当園では赤色系品種の面積が主で、黄色系は遅れて植えたためこれからというところ。相性としては以下の通りと日本園芸協会果樹講座のテキスト2応用編に以下のように掲載されている。

雌木の品種開花期が近い雄木の品種
緑色系品種マツア、トムリ
黄色系品種マック、ロッキー、孫悟空
赤色系品種早雄(そうゆう)
日本園芸協会 果樹講座テキスト2応用編

 そうした状況もあって、先行して咲いた雌木の花のために、例年あらかじめ花粉を購入して人口交配を行っている。去年はジャングルのようになっていたキウイの枝も、今年はかなりスッキリさせた。ツルがバネのように絡みついている場所はすべて排除した。さて収量はどうなるか。