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なぜか野鳥が少ないと感じる

 以前にも書いたと思うが、冬は木々の葉が落ちて見通しが良くなるため、野鳥観察には都合がいい時期のはず。だが、なぜか今シーズンは散歩中に見かける野鳥の種類も数も少ない気がしてならない。

 自宅の庭木には、古くなったリンゴやキウイをいくつか刺してある。飛来する野鳥の観察をするためなのだが、以前だと少々うるさいと思うほど、ヒヨドリの大群がやってきたり、メジロや、時にはヒレンジャクやキレンジャクも姿を現していた。また、それらの鳥がつついて落ちた果実を、地面ではシロハラなどがやってきてついばんでいた。

 しかし、昨年末からこの時期まででは、飛来する頻度といい、その数といい、異常なほどに少なく感じる。

2023年1月:室山の野鳥は激減

https://tonyafarm.jp/2023/01/09/1493/

 スズメやカラス、トビやノスリなどは別にして、例年、広葉樹の葉が落ちて見通しが良くなってから自宅近くの室山付近でよく見かける野鳥としては、上記以外にも、モズ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ルリビタキ、ジョウビタキ、時としてフクロウなど。散歩に出かけるとそれらのうちのいずれかに遭遇するのでは、と思うほどで、いつもデジカメを携帯していたのだが、何か様子が違う。時間帯によってはほとんど鳴き声すら聞けない時がある。

 先日、携帯していたデジカメを久しぶりに構えた。山の中の茂みにミソサザイの姿があった。これまでにも数回しか出くわしていない。笹の間、暗い中を素早く移動するため、少ないチャンスをものにすることはできなかった。悔しい。

 夏の間にも遭遇していたエナガだが、昨年までは冬でも10~15羽ほどの群れで、細かな木の枝を上に下にと独特な鳴き声を発しつつ、好奇心旺盛な子供のように動き回る姿が見られた。しかし、全く遭遇していない。

 今朝は「ようやく」というのがふさわしいのか、ルリビタキを見かけた。それにしても、寒さのためか、例年よりも山の木々の整備で人の手が加わったためか、あまりの少なさに寂しさを感じる。