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生息地を追われたオナガ

 オナガはその数が減っているらしく、だいぶ前の事だが「確認できた場合は、およその個体数と場所、時刻を報告してほしい」と広報誌に掲載されていたほどだ。

 私が良く立ち寄る松本市内のコンビニ駐車場の隣に、たくさんの木が植えられてる古民家があった。コンビニの駐車場に車を停めているとオナガの群れが頻繁に観察できた。その家には人が住んでいなかったらしく、おそらく繁殖期にはたくさんのオナガが営巣していたものと思われる。残念な事にその民家は取り壊されて、木もすべて切り取られて更地になってしまった。しばらくは、その付近の電線にとまっているオナガの姿が見られたが、いつしか全く姿を見ることがなくなった。

 オナガはその名の通り尾が長くて、黒い頭、グレーから水色のグラデーションの美しい姿をしている。意外やカラス科の鳥で、鳴き声を聞くとそれがうなずける。グワァーとやや濁った声で鳴く。同じくカラス科でカケスという鳥もいるが、鳴き声は多彩と言われるカケスだが、自宅近くの室山ではオナガと同じく濁った声で鳴いている。