ウラナミシジミチョウ

　ビーバーで草刈りをしていたところに、ウラナミシジミがやってきた。以前から時々目撃していたが、少し手を止めて行方を追っていたら草にとまったので写真を撮った。

　しかし、何とも不満足な状態だったので、すっぽりと手に納めてプラスチックケースに入れてから写真を撮ったが、とまっている時の羽根は裏側しか見えない。強引に羽根を開いてその表面を撮影するのも何となく酷だったので逃がしてやった。

　飛んでいる時の様子からは水色が目立っていて辺縁がわずかに黒かったのでメスかもしれない。図鑑によるとオスの方が若干地味な印象なことからオスではなさそうだ、と思ったにすぎない。蝶の中でもシジミチョウの仲間はオス、メスの色調が異なるものが多い。

　比べてヒョウモンチョウはあまりオス、メスの差が少ない気がする。その名の通りイメージはヒョウ柄の蝶たちなのだが、中でも例外なのはメスグロヒョウモンとツマグロヒョウモン。前者はメスが全体が黒のイメージ、後者はメスの前翅先端が黒いのが特徴。