当園で今シーズンに収穫できたスモモの品種は、早生の月光と晩成のケルシーだ。来シーズンは「太陽」と「貴陽」が加わる予定。月光の糖度測定結果についてはすでに掲載していた。ケルシーの苗を植えたのは月光に遅れて約1年半、2017年11月に植えたもの。3年目の昨シーズンの収穫はごくわずかだった。家族で試食した程度だったが、糖度は月光をはるかに上回る印象だった。
そのような事もあって、今年のケルシーには期待を寄せていた。昨年試食した時の印象ほどではないが、やはり月光よりは甘い。それはデータも裏付けている(平均13.9度)。記憶を美化させてしまったのかどうかは分からないが、「こんなはずはない」と、できるだけ熟すのを待つあまり、収穫のタイミングについては判断を誤った。収穫適時と思われた時に、連日の雨と風で落果してかなりな数を失った。写真は果実の重さに負けて、枝が曲がってしまった様子(折れなくて良かった)。
もっと食べたいというお客さんの要求に応えられず悔しい思いをした。来年は少し早めに収穫して追熟することも考えたいと思う。