ツノハシバミは食べられる！？

　いつだっただろうか、散歩中に何とも奇妙な形の実？を見つけて写真を撮り、画像検索してツノハシバミであることを知った。

　情報というか、疑問は周囲に発してみるものだ。撮影した写真を見せた時は「フーン」という周囲の反応だったが、今年の秋はその現物を身近な人達に見せてみた。すると、以前プルーンの食べ方を伝授してくれたKさんが、「この中身を食べた事がある！」と言い出した。「本当に！」と疑いの声を発してしまったが、西洋ハシバミは「ヘーゼルナッツ」と聞いてビックリ。

　ナッツは大好きだ。ビール（いや私は発泡酒）に欠かせないつまみの一つだ。早速その独特なフォルムを分解して中身を確認すると、それらしき姿がそこにはあった。そして硬い殻を破って中身を食べてみると、それらしき味とナッツとしての油分を感じた。

　調子にのって、その後散歩の途中に再び採取したところ、手のひらがチクチクする。どうやら外皮にあるケバケバが原因らしい。再び翌日手に取ってみると写真のように指にその細い毛が刺さっていた。これは栗のイガより厄介な気がする。

　Kさんの情報でヘーゼルナッツと聞いた時には、挿し木にでもして増やして畑に植樹しようとまで考えていた。しかし、このチクチクは面倒な事になりそうだと、あっさり企画は却下とした。