• あり得ない取り組みをしなければ、あり得ない結果は得られない。信州安曇野で果樹栽培をしています。

2024年第10回定期防除の実施

 高温の日が続いている。春先にはかなり果樹の生育状況が進んでいると感じていたが、その時ほどではないと感じるようになってきた。それでも早い事には変わりない。

 スモモの月光は早生種で、収穫できる状態になっている。晩成種の貴陽は着果率が良かったものの、最近になって落果が目立っている。

 JAからは、前回の定期防除から2週間を目安に第10回の定期防除の指示が出ている。高温のため害虫の発生は例年より多くなることが予測されている。特にカメムシ類は全国的に警戒が呼びかけられている。

 梨畑以外に、昨年から始めた室山西の畑に加えて、今年からは室山東の畑も耕作を開始している。東の畑にはトウモロコシを植えていて、時期をずらしながら6グループを管理しているが、その第1と第2グループには雄穂が出始めたので、トウモロコシを食い荒らすアワノメイガ対策を開始した。穂を切断して間引くなどして様子を見るが、予断を許さない。梨畑の防除と合わせ忙しくなってきた。

対象病害虫

  • 輪紋病、黒斑病、黒星病
  • ハダニ類、ハマキムシ類、カメムシ類、シンクイムシ類

散布薬剤

  • ネオエステリン(10,000倍):展着剤
  • キノンドーフロアブル(1,000倍):殺菌剤
  • スミチオン水和剤(1,000倍):殺虫剤
  • マイトコーネフロアブル(1,000倍):殺ダニ剤
  • 10アール当たり500リットル以上推奨:当園40アールに1500リットル散布