• あり得ない取り組みをしなければ、あり得ない結果は得られない。信州安曇野で果樹栽培をしています。

枝豆「断根摘芯」栽培の途中経過

 昨シーズンは失敗した枝豆の「断根摘芯挿木」栽培だが、今シーズンの途中経過も危うい状態になっている。問題は害虫だ。

 前回は、定植直後から虫に葉をほとんど食べつくされた苦い経験から、今回は防虫ネットで守ろうとしている。先週はネットを開けて草取りをした。その際に、ナナホシテントウムシの幼虫やサナギがついている事は容認していた。ナナホシテントウムシはアブラムシなどをやっつけてくれる益虫で、枝豆の葉を食害することもない。

 しかし今日、ネット越しに内部を確認すると葉がボロボロになっている。よく見ると葉の穴の部分に食事中のフタスジヒメハムシ(Google画像検索による)がいた。フタスジヒメハムシはマメ科の植物が大好物らしく、幼虫は根を、成虫は葉を食べるらしい。

 今回も昨シーズンと同様危険な状況だ。

 殺虫剤を使わざるを得ないようだが、今日は雨がひどいので見送った。

 枝豆を植木鉢にまいて、その上には保湿目的でバーミキュライトを薄く乗せた。水やりをして乾燥を防ぎながら第2葉が出るのを待った。

 第2葉部分で摘芯すると同時に断根して、用意したポットに挿木して、摘芯した部分が2分して葉が出るのを待った。

 あらかじめ用意していた畝にポットから出して定植。防虫ネットをかけて、2週もすると雑草が生えてくるので、内部の雑草を取り除いた。その際に、ナナホシテントウムシの幼虫やサナギを発見していたが、益虫なのでそのままにしていた。

 草取りをして1週間後に観察すると、葉がボロボロになっていた。よく見るとフタスジヒメハムシが美味しそうに葉を食べていた(泣)。昨年は、葉がまだ小さなうちに食害されて、枝豆はほとんど成長できず失敗に終わった。今回は何とか阻止したいのだが。