• 問屋ファームでは、信州安曇野で育った果物(梨やスモモ)の販売をしています。

雨が降ったりやんだり

 私の場合は兼業なので、休日に農作業を進めないと窮地に追い込まれる。特にこの時期は摘果が忙しいのだが、今年は着果率が高い。開花した時に(例年よりも)比較的気温が高かった事もあって、ミツバチの働きが活発だった。おのずと摘果作業は時間がかかる。

 スモモは①葉芽のみ②葉芽1に花芽2③葉芽1に花芽4という組み合わせが、樹勢が良く長く伸びた徒長枝は①になるが、多くは②と③で開花したところに着果して不受精で落果すればだが、着果して実が大きくなることにエネルギーが集中すると、葉芽の成長を妨げてしまうようだ。そのためにも摘果してバランスをとらないと、木そのものを衰弱させてしまう可能性がある。

 今年はスモモのケルシーにその兆候が現れ始めている。葉が小さく弱々しい。月光もこのままでは危ない気がしてきた。梨の摘果では黒星病が散見された。穴を掘って埋没処理した。

 そのような状況下、天気は味方してくれない。仕方なくカッパを着て、肘までの長いビニール手袋をしての作業となった。手をあげて雨で濡れた葉に触れるので、短い手袋だと袖口から水が入り込んでカッパの内部が濡れてしまう。

 そんな摘果作業だが、昨年スモモ(月光)の木にスモモ(貴陽)の枝を接木した部分に、貴陽の実がいくつか付いている事を作業中に確認した。苗を植えるのとは違い、接ぎ木の場合はすぐに実を得ることができる(写真の緑○の部分は接ぎ木した部分、赤○の部分は貴陽の実、月光の木に貴陽がある)

 しかし、接ぎ木では元となる木を増やすことはできない。元の木はひとつで複数品種の実をつける事は出来ても収量には限界がある。

 木の本数を増やすには苗が必要だ。同時に、来年は台木に接ぎ木した苗を育てようと思っているので、来春までに台木を用意しようと考えている。3年から5年かかる計画となる。そのため、既存のスモモの台木から伸びた徒長枝をポットに挿し木した。雨が激しい時間帯には、こちらの作業をやることにした。

 うまく挿し木がついてくれるといいのだが、挿し木の切り口にはルートン(植物成長ホルモン)を使い、上部の切り口には乾燥防止と保護のためカルスメイトを塗っておいた。また、発根促進を期待して腐食酸を添加した土と、無添加の土に挿木した。どうなることだろう。